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TNC NEWS
| 面積 | 約1万4,900平方キロメートル (首都4都県(東京、千葉、埼玉、神奈川)の合計面積とほぼ同じ大きさ) |
|---|---|
| 人口 | 約139万人(出典:東ティモール政府統計(2023年)) |
| 首都 | ディリ |
| 民族 | メラネシア系とパプア系が大部分を占める。その他マレー系、中華系等、ポルトガル系を主体とする欧州系及びその混血等。 |
| 言語 | 公用語は、テトゥン語及びポルトガル語。実用語に、インドネシア語及び英語。その他30以上の地方言語が使用されている。 |
| 宗教 | キリスト教99.1%(大半がカトリック)、イスラム教0.79% |
引用元:外務省HP
| 項目 | 東ティモール | 日本 |
|---|---|---|
| 総人口(2021年) | 1,384,000人 | 124,371,000人 |
| 18歳未満人口(2023年) | 569,000人 | 17,858,000人 |
| 5 歳未満人口(2023年) | 157,000人 | 4,142,000人 |
| 5歳未満児死亡率(2022年) | 49人/1000出生 | 2人/1000出生 |
| 5歳未満児の年間死亡数(2022年) | 1,592人 | 1,879人 |
| 乳児死亡率(2022年) | 42人/1000出生 | 2人/1000出生 |
| 新生児死亡率(2022年) | 22人/1000出生 | 1人/1000出生 |
| 妊産婦死亡率(2020年) | 204人/10万出生 | 4人/10万出生 |
| 最低限の基礎的飲用水サービスを利用する人の割合(2020年) | 87%(都市部98%、 農村部82%) | 99% |
| 最低限の基礎的衛生設備(トイレ)サービスを利用する人の割合(2020年) | 58%(都市部72%、 農村部52%) | 100% |
| 出生時の平均余命(2023 年) | 68年 | 85年 |
| 1歳未満児の出生登録率(2014–2023年) | 60% | 100% |
| 児童労働(2015-2023年) | 9% | - |
出典:世界子供白書2024
東ティモールは東南アジアで最も新しい国として知られ、2019年に発表された多次元貧困率は45.8%となっています(多次元貧困率とは、健康、教育、生活水準に関する加重指標のうち、少なくとも3分の1で貧困状態にある人々の割合を指します)。独立後のデモや治安悪化などで復興再建が思うように進んでいません。
また産業は農業に頼るしかなく、生産を行っているコーヒー豆は商品作物としての価値は他国と比べても低いために、収入源がほとんどありません。
農業が主な産業であると国際競争力は弱い傾向にあるため、財政再建の目処も立てられず、東部と西部の住民間にある軋轢や高い失業率による暴動など政治的な不安もあり、貧困問題はより深刻な状態が続いています。
東ティモール全土で栄養不良の問題は根強く残っており、子どもたちの47パーセントが慢性的な栄養不良、8.6パーセントが急性栄養不良に陥っています。家庭の貧困が栄養不良の大きな原因となっている一方、不適切な食事の与え方や衛生習慣も、子どもの栄養状態に直接的な影響を及ぼしています。
医療体制の不足によって、子どもが健やかに成長するための基盤が十分に整っていません。 特に農村部では保健サービスへのアクセスが限られ、乳幼児の死亡率の高さや成長の遅れが課題となっています。
東ティモールは、きれいな飲み水の普及率が低く深刻な水の問題をかかえています。山間部地域では女性や子どもが片道1~2時間かけて毎日徒歩で小川まで水汲みに行っています。水質は飲料用に適さないのですが、他に容易に水が得られる場所はなく、衛生知識の不足から、住民はこの水を飲んでおり、下痢や感染症による死亡が深刻です。
東ティモールの教育プログラムには就学前教育と基礎教育の大きな二つの柱があります。この国では、1割程度の3~5歳の子どもたちしか就学前教育を受けることができていません。つまり、9割の子どもたちがいきなり小学校に通うことになります。特に東ティモールでは言語の壁もあります。学校ではポルトガル語とテトゥン語が公用語ですが、現地では30以上のローカル言語があり、どちらの言語も母国語にしない子どもたちにとっては、学校教育についていくだけの能力と社会性を身に着けられる就学前教育は、小学校に上がるための大切なステップになるのです。
物理的な課題も大きな問題です。教員や教室の数が足りず、多くの学校が午前・午後の二部制で運営されています。生徒は一日中学校に通うのではなく、半日だけの授業です。さらに、トイレや給水設備、机・椅子などのインフラも不足しています。
東ティモールは、小島嶼開発途上国と同様に気候変動の影響を強く受ける国の一つで、特に水資源の不足、干ばつ、洪水、海面上昇などのリスクに直面しています。これらの問題が子どもの健康、栄養、教育に深刻な影響を与えています。
熱帯サバナ気候に属す東ティモールは、毎年12月から4月の雨期に洪水や土砂災害が多発します。近年は気候変動の影響もあり、サイクロンや局所的豪雨による洪水被害が増加しています。2021年4月、サイクロン「セロジャ」が同国を襲い、約30万人の人口を抱える首都ディリでは小河川や排水路の氾濫が発生。48人が死亡し、1万人以上が避難することを余儀なくされました。
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