観賞魚として、国内外多くの愛好家を持つ『錦鯉』。その錦鯉の養殖を半世紀にわたり続け、九州最大の養鯉場を営む。
世界中に愛好家を持つ日本の国魚『錦鯉』。卓越した生産飼育技術で、海外からも高い評価を得る匠は、年に2回久留米でオークションを行っている。その魅力を直接海外の販売業者に聞いてみた。
錦鯉の本場・新潟で修業し、久留米に戻り養殖を始めた匠だが、父親と衝突し家出する。向かった先はアメリカ。日本から錦鯉を輸入し広める活動を、夫婦二人三脚でおこなった経験が今に生きる。
匠が錦鯉と出会うきっかけは学生時代。恩師からの「育ててみないか?」の一言だった。高校卒業後、錦鯉の本場・新潟で修業し久留米に戻り、養鯉場を設立。匠が思う、養殖の大変さ面白さとは?
ほぼ全種類15万匹の錦鯉を愛情込めて育てている匠を訪ねる。体長は1年で30センチ、2年で50センチに。選別に選別を重ねて飼育される錦鯉。美しく仕上がった錦鯉は、まさに芸術品だ。
優れた技術を持つ九州各地の匠たちを紹介している「匠の蔵」。5月の匠は、福岡県久留米市の尾形学さん。観賞魚として国内外多くの愛好家を持つ『錦鯉』。その錦鯉の養殖を半世紀にわたり続ける匠の“志と技”、ぜひご覧ください!