番組審議会から
番組審議会から
第672回番組審議会
議 題 | 『じもちゃんねる』 2025年5月30日(金) 深夜25時55分~26時55分 |
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出席委員(レポート提出含む) | 藤 井 克 已 委員長 喜多村 浩 司 副委員長 森 亨 弘 委員 中 村 ク ミ 委員 林 田 歩 委員(レポート) 太 田 宏 昭 委員 横 尾 誠 委員 岡 田 絵梨奈 委員 宍 道 亮 委員 |
番組の主役はじも(地元)ちゃん!番組では、県民はもちろん福岡を愛する人たちを「じもちゃん」と呼び、じもちゃんおすすめ情報や体験、新たな発見を求めて、吉瀬美智子、ハリセンボン、ゴリけんがあなたの街へ!個性豊かな愛すべき「じもちゃん」がたくさん出演してくれるバラエティ番組です!
今回再編集版で放送する企画は「方言だけでどこメシ?」と「仕込ミンタリー」。
「方言だけでどこメシ?」は、土地勘ゼロの東京出身、ハリセンボン・はるかが福岡のある地域の人が話す “方言音声”だけを頼りに、その限られたエリアに根付く「謎の地元メシ」を探し当てるチャレンジ企画。探す過程で、はるかは福岡の方言の魅力や人情、食文化に触れていきます。
一方、「仕込ミンタリー」は、福岡発祥の焼き鳥串「とり皮」の仕込みに密着。食べるのは一瞬だが、とり皮には実に6日間にも及ぶ手間暇と工夫を凝らした仕込みの世界が広がっていました。普段、お店では見えなかった“うまさの舞台裏”をはじまりから記録し、福岡の食文化の奥行きをバラエティの楽しさを軸に描きます。
今回再編集版で放送する企画は「方言だけでどこメシ?」と「仕込ミンタリー」。
「方言だけでどこメシ?」は、土地勘ゼロの東京出身、ハリセンボン・はるかが福岡のある地域の人が話す “方言音声”だけを頼りに、その限られたエリアに根付く「謎の地元メシ」を探し当てるチャレンジ企画。探す過程で、はるかは福岡の方言の魅力や人情、食文化に触れていきます。
一方、「仕込ミンタリー」は、福岡発祥の焼き鳥串「とり皮」の仕込みに密着。食べるのは一瞬だが、とり皮には実に6日間にも及ぶ手間暇と工夫を凝らした仕込みの世界が広がっていました。普段、お店では見えなかった“うまさの舞台裏”をはじまりから記録し、福岡の食文化の奥行きをバラエティの楽しさを軸に描きます。
委員からは
- かわ屋さんのとり皮について非常によくまとめられていて、価格に対する工程の長いところはよく理解できたので良かった。
- 音声だけを頼りに、その料理が何なのかというのを東京出身のハリセンボンのはるかさんが探り当てていくという、その企画の発想自体は面白い。
- 福岡のローカル番組で地方限定の食材とか料理を紹介するコーナーはいろいろあるんですけれども、方言と組み合わせて歴史も含めた食材とか料理を紹介するという点についてはすごく素晴らしい。
- 方言を使うケースでは結構クイズ番組にして終わってしまうみたいなことが多いんですけども、それをしっかりと食と文化に組み込まれているという点についてはすごく素晴らしい。
- 最終的に地元の良さというか、人々の良さが方言から伝わるというのはすごくいい流れだった。
- 丁寧に取材をして番組を制作していてTNCの良さが出ていた。
- ふるさと館だったり、いろはだったり、よし田、い津み等々、聞き込みの中でさりげなく名所・名店が住所入りで紹介されていくのは非常に良かった。
- 声で地元メシを探すという、現代のネット検索とか、ChatGPTとか、そういうのを使い慣れた時代の逆を行き、本当に面白い企画だ。
- どれを刺しても36グラム、それが17グラムになるんですよという、あのプロフェッショナルな技にも非常に感動した。
- 最後に「味わって食べるようになりますよね」という感謝で終わったという場面は非常に良かった。
- 女性4人の割には全員白のパーカーで、なんかすごく地味な感じがして、せっかくの吉瀬さんのキャスティングというか、華やかさみたいなものがなかったので、もったいない。
- 飲食店の中で、箕輪はるかさんが手袋をつけたままフリップを持って大将にお話を伺っていたシーンが、ちょっとお店の方に失礼だったんじゃないか。
- 古賀市の職員の方と市長が同じ内容を人を替えて繰り返しお話しされていたので、ループというか、デジャブというか、同じものが何回も入っているような、逆に分かりにくい状況になっていた。
- 視聴者としては、最後に出来上がったチャリチャリ焼きが、例えば居酒屋のメニューにあるとか、スーパーで売ってあるとか、どこでそれが食べられるのか、紹介だけで終わっていたところが少し残念。
- 五十嵐アナウンサーだけ食べていないことにすごく違和感があって、視聴者側から見ると、アナウンサーを少し軽視しているというわけではないですけれども、なんか平等に扱っていないような感じがした。
- はるかさんがなぜぎりぎりなのに焦らないんですか?というのをもっと分からせるような演出が必要だったんじゃないか。
- 今の福岡の鶏料理の多様性にどうつながっているのかとか、例えば卵を使ったお菓子とは関係ないのかとか、歴史家の人にもうちょっと深掘りしてもらうとか、2つの素材をもう少し深めるような展開があってもいい。
- 出演者の名前の書いた串をほかのお客さんに提供するものと一緒にタレに突っ込んでいるのは、視聴者の中にはちょっと衛生的に気になる方もいらっしゃったんじゃないか。
- ゴリけんさんがいらっしゃらなかった回で、福岡のMCの方、またはしっかりとコメントができる方がいたほうがいい。
- 黒田藩が養鶏を奨励した歴史とか、最後のチャリチャリ焼きの方々がふだんどうやって暮らしていらっしゃるんだとか、地元とか伝統とか文化の部分にもう少し時間を割いてもらえるといい。
- バター風味がするというのが最初からちりばめられていて、結局それがよく分からないまま終わった感じで、少しもやもやした。
- 櫛田神社に寄ったはるかさんが、「大吉を出したことはほとんどない!」と言いながら大吉を引いたシーンは、正直言って用意された感じを受けた。
- 五十嵐アナがもう少し発言する場面があっても良かった。
- せっかくタレントが出ているのに、進行を見て少しコメントして、最終的にただ食べるというのも、ちょっともったいない。
- 映像はドキュメンタリーで非常にいいので、そこにボケとツッコミを入れるとバラエティー、その差をもっと打ち出せるともっといい番組になるんじゃないか。
- 番組の最初に、福岡は「とり」なんだという、そういう大きな命題をドーンと与えて、それで番組を展開していけば、視聴者にとっては理解しやすい。
などの意見を頂きました。
局からは
- 「知られざるもの」というのと、当たり前に思っていたものが、「はじまり」を調べると当たり前じゃなかったんだよというのを見せたいなというのを全体のくくりで考えた。
- 両方とも「とり」になったのは本当にたまたまで、福岡は「とり」なんだ!と打つとまた違う見せ方があったのかなというのは、ちょっと気づかされた。
- 大吉が出て、これが番組的な用意だったんじゃないのかというところがあったんですけど、ここに関しては本当にリアルで、仕込みは全くなくやっていった結果。
- 本来の番組は2時間番組で、これを1時間に再編したことで、ちょっと弊害といいますか、スタジオ部分を相当カットしたというところでテンポにちょっと影響した。
- 吉瀬さんとハリセンボンさんには福岡のまちに出てほしいなという思いがあって、レギュラー放送の回ではまちに出てもらって、実際に福岡のまちで体験する驚き、発見、文化に触れていくというのを重要視している。
などの説明をしました。
番組審議会事務局より
- 視聴者レスポンスについて
2025年6月に寄せられた視聴者ご意見などの件数および特徴を書面にまとめてご報告しました。
過去の番組審議会
審議会 委員名簿
- 作成日
- 2025/08/04 14:38
- 最終更新日
- 2025/08/04 14:38