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これまでの放送内容

2022年11月22日(火)

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声なき語り部の聲

戦争遺跡を通して、「戦争の記憶」と「教訓」を次世代につなげようと活動する熊本県玉名市在住・高谷和生さんの日常を追い、その思いに迫るドキュメンタリー。

熊本県玉名市に住む高谷和生さん(当時67)は、近隣・和水町の小中学校の図書館司書補助。平日は図書室の仕事をしながら、土日祝日は『戦争遺跡』の調査研究をおこない、戦争遺跡を通して平和の尊さを伝える活動をおこなっている。
高校時代は考古学部に所属。当時から歴史が好きで、大学でも考古学を専攻。卒業後、教師として支援学校に勤務していた時に、残されたままの戦争遺跡が数多くあることを知る。戦後60年をきっかけに本格的に戦争遺跡の調査研究をはじめ、のちに『くまもと戦争遺跡・文化遺産ネットワーク』を設立。戦後70年以上が過ぎた現在も、新たな戦争の爪痕を発見するなどし、「若い世代が戦争の実相を学べる環境づくり」と「平和を未来へ継続するための活動」を続けている。
戦争体験者から直接証言を聞ける機会は「あと数年」。時間が迫る中、戦争遺跡を考古学の視点で記録・検証し、体験者の証言とリンクさせることで、戦争の記憶と教訓を次世代へつなげようと活動する高谷さんの日常を追い、その思いに迫る。

出演者:高谷和生

制作局テレビ熊本(TKU)

次回放送内容

OA:2025.08.17(日)

太平洋戦争末期の1944年、地上戦が迫っていた沖縄。国は、戦闘の足手まといになるとして、沖縄の子どもたちを九州へと移動させる「学童疎開」を推し進めました。親元を離れ、九州各県へと向かった子どもたちを待ち受けていたのは貧しい暮らしでした。当時の記憶を次の世代につないでいくために、去年、沖縄では学童疎開を追体験する研修が企画されました。県内の小学5・6年生が参加したなか、特別な想いを抱いて研修に臨んだのが眞榮城百恵さん(11)です。百恵さんのひいおばあちゃん、糸数裕子さん(享年97)は学童疎開の引率教師として、終戦まで宮崎に身を寄せ苦労の日々を送った体験がありました。ひいおばあちゃんの過去や当時の子どもたちのことを知りたいと、百恵さんは宮崎の地を訪れたのでした。

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